2026/09/17 近畿日本鉄道は近鉄週末フリーパスを廃止し、新たに「近鉄週末デジタルフリーパス」を販売することと発表した。

現在の週末フリーパスについて
現在販売されている週末フリーパスは、金土日もしくは土日月の3日間でケーブルカーの路線を含む近鉄全線で使用できるフリーパスとなっている。また、吉野の方にある葛城山ロープーウェイには、片道または往復の1回限り半額で乗れるようになっている。値段は大人が5000円で、子供は2500円である。なお、特急に乗車する時は、別途特急料金を支払う必要がある。しかし、近鉄名古屋〜大阪難波間の運賃が2860円であり、名阪間を往復するだけで元が取れることを考えると非常に良心的な価格設定となっているのではないだろうか…?私が名古屋に住んでいた頃はこの週末フリーパスを使用して大阪の方へ出向き、奈良線の電車や、そこから関西大手私鉄を撮影しに行ったものだ。私が大阪へ気軽に遊びに行くことが出来たのはこのフリーパスの存在が大きい。
デジタルフリーパスへの移行
しかし、世の中では既に紙でのフリーパスを廃止し、デジタルフリーパスに統一している会社も少なくはない(阪急電鉄など)。そんな中で紙でフリーパスを発売し続けてくれた訳だが、それもとうとう終了となる…。 ここでは、デジタル化と共にどこが変わるのかを見ていきたい。
まず、購入方法が駅券売機からオンライン(web上)に変わる。確かに遠方から利用する人には購入しやすくなるなど、メリットもある。しかし、デジタルフリーパスとなると購入方法がクレジットカードだけになってしまい、特に困るのは自分のクレジットカードを持つことが出来ない未成年の方々だろう。今までは駅の券売機で現金で購入出来ていたのが、全く出来なくなってしまう…。
更には、道明寺線の柏原駅とけいはんな線の長田駅、西信貴鋼索線(大阪府八尾市)、葛城山ロープーウェイでの乗り降りに対応していない。
また、値段も大人6000円、子供3000円へと値上げされている。
この新しいデジタルフリーパスは11/5(木)から発売開始となり、11/6(金)から使用開始となる。そして、これまでの紙のフリーパスは10/30(金)に販売終了し、11/2(月)をもって完全に使用終了となる。
感想
デジタル化はいつかは訪れる波かと思っていたが、思ったよりも早くにその波か到来してしまったと感じる。
また、使用できる駅数や路線が減ってしまう上に値上げされてしまい、少なからず顰蹙を買う結果にはなりそうだ。(それでも5000円だったのが一気に8000円や9000円に高騰しなかっただけ良かったのかもしれない)
また、名阪間を往復するだけでは元が取れる値段ではなくなってしまったため、1日だけ近鉄線を長距離で使用するとなった場合は金券屋で「株主優待券」を購入するのが良いのかもしれない。
現在は神奈川県に住んでいるため、近鉄線は遠い地域の鉄道になってしまったが、また機会があればこのデジタルフリーパスを使って近鉄線を旅したいものだ。


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